『成りあがり』 矢沢永吉 角川文庫
正直に言ってしまうと
矢沢永吉 という人物に興味を抱いたこともなければ
代表曲と呼ばれるものを
(がどんなタイトルなのかも知らなければ)聴いたことも無い
ただ けっこういい歳なのに ロックしてる人
という 漠然としたイメージしかなかったのです
それがひょんなことでSPBSで本を選んでいるとき
この本の次に出された『アー・ユー・ハッピー?』
の冒頭をぺらぺらとめくって
なんて…
面白そうな…
本なんだ!
と 興奮して
在庫が切れていた『成りあがり』を
その足で買いに出かけました
生き方が美しい
それは 心意気が美しい ということなのかもしれないけど
ひとつひとつのエピソードは
泥臭くて 無骨で 痛々しいし
言葉遣いも綺麗じゃないけど
天に向かって放たれる矢のように
真っすぐな 光る 芯をそこに感じることが来出る
それが非常に美しい
この本を読んで何度も涙が出たのは
きっと そのせいかもしれない
30年も前の本なのに
まだ 何かを溶かすほどの 熱を持っている
この本のインタビュアーでもある
糸井重里さんの巻末の一章が
また 沁みるのです
2010-01-10 20:49:00
