鈴木 寛のBlog

0001ブログ好きの日本

2007年もおわろうとしているが、日本ではブログが、今だに大流行りだ。世界のブログの半分は日本人が書いているという説すらある。

さて、ここで問題!「日本人はブログ好きな民族なのか?」

ブログってえのは、この数年、しかも若者の間で流行ってるだけだから「ノー」と思いきや、正解はイエスだ。

ブログとは電子版私日記ともいえるが、中高校時代に受けた森本先生の国語の授業と、知の師匠・松岡正剛先生の塾でおそわったこともあわせて、すずかん流に判断すると、「日本人はブログ好きの文化遺伝子(ミーム)をもっている」と断言できる。言い換えれば、日本人のブログ好きは流行ではなく不易だ。

ネットというと新しいものと錯覚してしまうが、実は違う。確かに技術は新しいが、ネットという新たなメディアの登場は、新しいものを創るのではなく、あらゆるものの化けの皮を剥がし、その本性や真相をより明らかにする。

今年の字に清水寺が「偽」を選んだが、昔からの偽が、白い恋人、赤福、吉兆と、どんどん暴かれたのも、ネットの普及が背景にある。

日本初のブログは、平安時代中期に綴られた清少納言の「枕草子」。「春はあけぼの・・・」のくだりで有名だ。まず、女性の間で私日記が流行り、それを羨んだ紀貫之は、その土佐日記の冒頭で、女もするという日記を、男である私も、仮名書きではじめてみるとなっている。当時は、真名つまり漢字は男、仮名は女が使うものだった。

鎌倉時代に入り、枕草子と並ぶ日本二大ブログの双璧・徒然草が、世を捨てた僧侶、吉田兼好によってつれづれにかかれるが、たぶん、女性と世捨て人のブログが大ヒットするだろう(笑)。

清少納言という書き手の名前も、少納言であった清原元輔の娘というだけで本名すらわかってないし、枕草子という題も、「枕草紙」からきているが、今でいうと、ホテルに泊まるベットの脇にメモ帳があるが、あれのことだ。この辺りも、ブログらしい。

何百年後の今、国は、枕草子・徒然草を、教科書という国家メディアに載せて、全日本青年たちに読ませようと躍起になり、一方、真面目な受験生ほど、食事も惜しんで、そこにでてくる古文単語の暗記に必死になっているのは、清さんちの娘も、世捨て人の兼好さんもビックリだろう。だから歴史はおもしろい。

もっと、おもしろいことに、古文嫌い・勉強嫌いの高校生も、携帯ブログにはハマっているから、いずれにしても、若者たちはブログからは逃れられない。やっぱり、日本人はブログ遺伝子をもっている。

すずかんブログを始める。
僕自身、自分のなかにどんなブログ遺伝子が眠っているのか楽しみだ。
どうぞヨロシク。

2007-12-27 00:35:00

PROFILE

鈴木 寛

参議院議員

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