福井 盛太のBlog

ああっ、東京ヤクルト……。ああっ、東京ヤクルト……。

ゴールデン・ウィークです。

本日は快晴!

気温も20度超!


もちろん私は、迷うことなく神宮球場へ。

06050501

野球観戦と言えばビール、ということで
威勢良く見始めたのですが……。

負けました。

がっくり。

マリノスもいまいちだしなあ。。。。


ちょっとトーンダウン。

スカイパーフェクTVの連載、
書きにくくなってしまうなぁ。

まあ、これからですよ、これから。

私のもう一つの贔屓チーム、
arsenalは、見事CLの決勝進出。

いま、真剣に観戦@ Paris に行くか、悩んでいます。
(お金と時間、ないのに(笑))

2006-05-05 02:26:00

ヒルズ黙示録。

06050301

読みました。

一部重複部分など、
構成面で「?」というところもありましたが
凄く面白かった。

直接、もしくは間接的に知っている人が
出ているということもありますが、
かなりの部分を具体的に、固有名称も挙げて
描いている点がいいですね。
(それにしても、秋元康さんが堀江さんから
150万株のストックオプションを貰っていたというのは驚きました。
秋元さんのイメージ、大丈夫かな?)

これ、以前、読売新聞社が出した「山一証券」の本のように、
きっと何らかの賞を受賞すると思います。

こういう本は、フリーランスのジャーナリストや
ライターでは作れないです。

朝日新聞」という大組織の後ろ盾があるからこその、
クオリティでしょう。

つまり、

・取材費を会社が負担できる。
・場合によっては人海戦術的取材ができる。
(同時並行的に複数の記者が取材できる)
・記者の毎月の収入が保証されている。
(給料収入があるので、仕事に集中できる)
・記者は、本の売り上げを気にしなくて良い。

ということ。

基本的にノンフィクションは取材費などでお金がかかる割に
あまり売れないですから、出版社も出したがらないし、
フリーランスとしても気が引ける部分が多いんです、実際。
(単行本を出したモノの、取材費は持ち出しで赤字というライターさんもいます)

あっ、でも誤解しないで下さい。

すべてはこの本の筆者の大鹿さんの筆力、取材力が
あってのことです。
それがなければ「組織の後ろ盾」があっても意味がないですから。

大新聞社には、こういう本、どんどん出していって欲しいです。

この本を読んで、「ライブドア事件」のアウトラインが
よく分かりましたし、堀江さんの位置づけもよく見えました。

・ライブドア事件は規制緩和が進んだ新自由主義の行き過ぎを是正するために起きた
「国策捜査」であること。

・堀江さんは、経営実務を宮内亮治らに丸投げしていたこと。
(実際のところ、知らないビジネススキームもあった)

・表舞台に登場していたのは堀江さんらであったが、
実際の主役は村上ファンドであり、外資系投資ファンド、
証券会社、金融機関たちであったということ。

・検察は強制捜査をした手前、「堀江主犯」に固執しているということ。

・堀江さんは「検察の描くストーリー」と「自らが描くストーリー」が
かみ合わないから「否認」し続けているのだということ。
(堀江さんは真っ白ではないが、真っ黒でもない)

・海外口座への資金隠匿による脱税疑惑、暴力団との関係説などは
検察やライブドア社員のリークに頼ったマスコミの暴走で、
実際の証拠類は出てこなかったこと。

基本的にビジネスというか、ファイナンスの知識がないと
しんどい部分もあると思いますが、
この事件に興味を抱いている人にはオススメです。


本日のおまけ。
打ち合わせ中の千葉くん(=フォトグラファー)。

06050302

2006-05-03 17:45:00

「パンク」としての歌舞伎。

昨日は、歌舞伎座に行って
打ち合わせをしていました。

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One of the most traditional Japanese Theaters「KABUKIZA」.

私と歌舞伎との関わりは、
松本幸四郎丈松本幸四郎丈の写真集「KOSHIRO MATSUMOTO」
(撮影・十文字美信
が最初になります。

結局この写真集の編集作業をさせていただいたことで、
十文字先生という写真家、幸四郎丈という名優の
「プロの仕事」に触れ、刺激を受けまくって
独立を決意したということがあります。

その意味でも、私は歌舞伎に対して
ちょっとした思い入れがあるんです。

ここ数年は、これもまた何かの「縁」で、
市川海老蔵丈の仕事をする機会に恵まれています。
(一昨年は、海老蔵襲名披露パリ公演にも
行っていました)

06050102

06050103

襲名披露公演が行われた「シャイヨー劇場」(上)。
市川團十郎丈の楽屋(下)。


ということで、昨日の打ち合わせも、
海老蔵さん絡みだったのです。

内容は……秘密です。

ところでみなさんは、「歌舞伎」というと
どのような印象をもたれますか?

派手な極彩色の衣装をまとった役者達による
荒唐無稽なストーリー?

伝統と格式でがんじがらめになった
退屈な古典劇?

まあ、どちらも遠からず、近からず、ですね。

私も初めは「伝統」や「格式」ばかりが
クローズアップされる、半ば天然記念物化した
舞踊劇・音楽劇かと思っていました。

ところが何度も観劇して、それなりに
「歌舞伎」というものの本質が理解できるようになると、
そんな認識を改めさせられることになります。

私は、歌舞伎のことを
「日本人が本来持っているパンクな精神
を表現する前衛舞台芸術」
なのだと思っています。

もともと歌舞伎という言葉は
傾きもの(カブキもの)が演じる舞台、
が語源になっています。

傾きもの=放蕩無頼、異端・異装の、
封建体制からはみ出てしまった溢れ者、のことです。

つまり、この傾きものというのはその意味からすると、
「パンクな人」ということになります。

脚本も、例えば赤穂浪士の討ち入りのような「社会的事件」があれば、
それをすぐに戯曲化し(これが「仮名手本忠臣蔵」です)、
体制批判とも受け止められるような
批評・批判精神に富んだ芝居を芝居小屋でかける。

簡単に言うと「パンクな人たち」が、社会的事象・事件を題材にした
芝居を、ユーモアと皮肉たっぷりに「ライブ」していたわけです。

もしも現代なら、「ライブドア事件」などはすぐに戯曲化され、
今頃歌舞伎座で、「五月大歌舞伎」と銘打って
連日超満員の大盛況となっていることでしょう。

これを「パンク」と言わずに何と言いましょう。

でも不思議なことに、400年にもわたって
役者が世襲され、狂言も何度も何度も舞台にかかってきたことで
いつの間にか「ありがたい」ものになってしまったんですね。

だからでしょうか、歌舞伎=オペラと並ぶ、知的で高尚で、高貴な芝居
だとはき違えてしまう人は多い。

でも、本質は違います。

第二次世界大戦後、日本を占領した米国が、
まっさきに「歌舞伎」を潰そうとしたことからも分かるように
そこに宿るのは「パンクな精神」。

で、海老蔵さんも、まったくもって「パンクな役者」です。

現在、ロックだ、パンクだと言っている若者にこそ
「歌舞伎」を観て欲しいですね。

これが、Made in Japanの「パンク」なのです。

2006-05-01 22:44:00

PROFILE

福井 盛太

福井 盛太

SPBS CEO/総合PD/ 編集責任者

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