「SMR」の校了作業も終盤にさしかかって
ほっと一息。
今日は、久しぶりにゆっくり過ごしました。
(校了期にサボっていたジョギングも再開!)
次号の表紙です。
ううむ、ちょっと重めですな。
自分で言うのも何ですが、
最高傑作だと思います。
コンテンツはざっと
・特集 テレビが育んだスポーツ。テレビが殺したスポーツ。
・岡田武史連載「F・マリノス監督辞任劇」の真相。
・東京VS.福岡 五輪招致合戦の舞台裏。
・川淵日本サッカー協会キャプテンインタビュー。
・マンチェスターユナイテッドを「世界一の優良クラブ」にした
マネジメント戦略。
・オシム監督のリーダーシップを検証する。
なかなか読み応えあると思いますので、
運良く見かけられた方は、どうぞご贔屓にm(__)m。
さて、本日は私の都市論をば……。
以前、NYCに滞在しているとき、いつも思っていることがありました。
それは、
「東京もNYCも同じ人口1000万都市なのに、
なぜNYCの方が活気があるように感じられるのか」
ということ。
ウォール街。
ダウンタウン。
はじめは単純に、
NYC=人種のるつぼ。
東京=単一民族が圧倒的多数。
と言う現実が、あの空気感を醸し出しているのか、
と思っていました。
しかし、途中から、それだけじゃないな、と
思い始めたんです。
それは、
サラリーマンの人口比率の差。
ここで言うサラリーマンというのは、
たとえばどこかの会社と雇用契約を結んでいるというような
単純形式上のものではなく、概念上のものだとお考え下さい。
簡単に言うと
・父親は東京に本社のある会社に勤めており、
・母親は専業主婦、
・子供は二人、
・東急田園都市線たまプラーザ駅のような「開発された」ベットタウンに居住する、
・学歴は大事だと考えている、
・トライすることよりも守ることを大切にする
・他人からどのように見られるか、が自らの行動規範である
たとえば、このような方たちです。
NYCにいて面白いな、と思ったのが
上記のような価値観というか、十把一絡げできるような
人たちの比率が東京よりも少ないような気がしたんです。
「俺は俺」
みたいな人が多い。
人の目を気にしていないというか。
考えてみるとNYCには、その都市の規模からすれば意外なほど
いわゆる大企業の本社というものが少ないんですよ。
本社を構えるのは金融機関とかマスコミとかが多い。
実際コカコーラはアトランタだし、
NIKEはオレゴンだし、
マイクロソフトやボーイング社も西海岸。
自動車メーカーも五大湖周辺に集まっていたと思います。
方や東京には、東芝もSONYもCANONも日産自動車も
NECも富士通もホンダもマスコミも金融機関も……ありとあらゆる本社が
集中している。
結果として同じ人口1000万でも、
「大企業のサラリーマン」と「その妻」と「その子供」たちが
数百万人占める1000万人と、そうでない都市とでは、
自ずと「都市の発するパワー」は異なるのかな、と。
これだけバックボーンの同じ「世帯」が居住すると
そこではコンサバな価値観が、それなりの「ボリューム」を持ってしまう。
そう思ったんです。
近年、政治、経済、文化……すべてが東京に一極集中することが
問題視されはじめています。
そこで、どうでしょう。
資本金10億円を超える企業(特にメーカー)は
東京から移転してみては。
もちろん、情報の収集は必要ですから
出先機関としての「支社」だけを残して。
メリットは多々あります。
・企業の本社にかかるコストが大幅に低減。
・移転先の地方都市の雇用が増える。
・同じく税収が上がる。
・東京の人口が減る(混雑解消)。
・人口が減った分、これまでのサラリーマン層とは違う層が住み着き始める。
(東京に魅力を感じるアーチストや起業家など「夢」を追う人たち)
NYCにはブロードウェイもあるし、アーチストも多くすんでいます。
様々な価値観の生まれる楽しい街、というイメージがあります。
それは、NYCには大企業の本社が少ない分、
アーチストに居住して貰い、
都市のエンタテインメント性を高め、世界の観光客に来て貰う。
そうしないと、都市としての基本税収を上げられないからなんです。
そういう都市像を自ら「構築」している。
あくまでも都市が生きていくための手段、なんですね。
東京も大企業の本社が転出すれば、
代わりの税収を求めてアーチストを優遇するとか
新たな産業を育成するとか、
「都市のカラー」を打ち出すための何かをするかもしれません。
そうしたら、今より観光客の来てくれる
面白い街になると思うんだけどなあ。
冷静に考えてみればみるほど、
大企業の本社が東京にないといけない
理由って驚くほど少ないと思うんですが。
PS……ちなみに私はアメリカ信奉者ではありません。
どちらかというと、嫌いです。
だけど、良い面があるのも事実なんですよね。
2006-10-09 01:15:00
