福井 盛太のBlog

北朝鮮の核問題に思う。

北朝鮮の核開発が現実となり、
国内ではさまざまな議論が巻き起こりつつあります。

まあ、こちらは自由主義社会なのですから
議論は大いに結構だと思います。

ただ一つ、気になることもあって……。

テレビ番組で発言をするキャスターや
評論家、政治家、識者の諸氏は
非核三原則の維持云々、憲法17条がどうのこうの、
北朝鮮の真意&狙いは云々……
という話はするんですが、
「実際に北朝鮮が日本に対してミサイルを撃ったり、
核を使用してきた場合、日本国はどうするのか」
という、国としての具体的対処法がまったく出てこないんです。

つまり、本当の危機意識が感じられないんですよ。

あくまでも「北朝鮮はミサイルを撃たない」ということを
前提にして、ウダウダ話をしているように聞こえてならない。

まあ、撃たないという前提ならそれでもいいんですが
その「前提の理由」がまた、話してくれないから分からない。

たとえばですよ。
かなり荒唐無稽だとは思うけど、
隣人がちょっと「頭の●●しい人」で、
その人が最近猟銃を購入したとか、出刃包丁を購入したという
情報が耳に入ったとするじゃないですか。

そしたらちょっと気味悪いですよね。

で、自分なりに

「仮にこの人が、こんなことしたらどうしよう……。
自分はこういう行動を取ろうかな」

「部屋の鍵を厳重にしようかな」

「近所の警察と仲良くしておこうかな」

っていろいろ考えると思うんです。

突っ込んで考えなくても想像はしてみるでしょう。

もちろんいきなり猟銃をぶっ放されたりでもしたら、
自分の身を守ると言ってもかなり難しいとは思うけど、
「隣人が猟銃をぶっ放す」
ことを想像したことのある人と、そうでない人とでは、
自分と自分の大切な人が危険にさらされたときの
自衛能力、危機管理能力に相当の差が出ると思う。

結局今回の北朝鮮も、話が国家レベルのことになっただけで、
本質は同じなんではないのかなぁ。

隣国がミサイルを撃ってきたらどうするか。

そのとき、国はどうしようとしているのだろう?

それが知りたい。

なのに何も分からない。
(教えてくれない)

・米軍の軍事的援護を受ける。
・ただただ、相手のミサイル攻撃を受ける。
・日本国として迎撃態勢を取る。

まあ、これらくらいしか考えられないんですけど。

軍隊を持たなくて、核も持たないのなら、
もしも隣国が核やミサイルを使用した場合、
どうにもならないということくらいは私でもわかる。

「皆で死ぬ覚悟を持ちましょう」ということ。

それならそれで、アナウンスすればいい。

そうすれば“心の覚悟”もできるし。

誰かの小説じゃあないですが、
絶望の縁を見ようとしない人が
希望を語っても説得力がないんです。

希望だけ語る人は、単にお気楽な楽観主義者。

起業家なら、「最悪、会社がつぶれたらこうしよう」くらいの覚悟はあるし
そのようなシナリオも考えた上で、企業戦略を練り、最大限の努力をしている。
最悪のことも考えられるから、最良のシナリオも描けるし「夢」も見られる。

こういうことが、国家レベルになるとなぜできないのかが不思議。

できないというか、語るのを避けているのが不思議なんだな。

06102701

いまこそコイツの続編を出せば売れそうなんだけど……。

2006-10-27 01:07:00

PROFILE

福井 盛太

福井 盛太

SPBS CEO/総合PD/ 編集責任者

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