福井 盛太のBlog

仕事の流儀。

ご無沙汰です。


けっしてサボっていたつもりはないのですが、
気がつけば、久しぶりの更新になってしまいました。


沖縄から帰京早々、
久々に風邪を引きまして、
加えて発熱もしまして、
比較的スローな日常を過ごしていたんです。


いくつかキャンセルさせていただいた
アポイントもあります。
本当にご迷惑をかけました。


で……


風邪が治ってからは、
いつものように
仕事優先の生活を送っています。

執筆作業、編集作業、取材、打ち合わせ、
会社の雑務などが主な内容です。


ちなみに、ここ数日の取材先はこんな感じです。

鈴木さん
参議院議員の鈴木寛さん。

もう、そろそろ、カミングアウトしましょうかね。

そうなのです、彼がプロ野球界の恩人なのです。

プロ野球再編論議が沸騰している最中の2004年9月20日。
鈴木議員は、当時の文部科学大臣、内閣官房長官と
矢継ぎ早に面会をします。

それも夜の22:45分過ぎ。

この日を契機に、NPB(日本プロ野球機構)は楽天球団参入容認へと
傾いていきます。

具体的に何が話し合われたのか。

そして、この「世紀の会談」以外にも
どのような根回しが図られたのか。

球界再編の真相を知りたい方は、
今後の「SMR」に注目していてください。

浦和レッツ

藤田社長
再び浦和レッズのクラブハウスへ。

藤口社長を取材しました。

浦和レッズの年商は、今や70億円弱。
Jリーグの中でもぶっちぎりの1位です。

ちなみに世界のクラブチームの売上高と比較した場合、
欧州のビッグクラブにはまだかないませんが、
南米の強豪クラブとはほぼ肩を並べたか、抜き去ったようですね。

「日本のビッグクラブ」になりつつある
浦和の成功要因を、現在取材中なのです。

ちなみに藤口社長は元三菱重工の選手です。


他にも、都内某所の割烹料理屋で
K-1の企画運営会社「FEG」の社長・谷川貞治さんを取材。

格闘技界の人=豪快で、がさつというイメージを
勝手に抱いていましたが、
谷川さん、とても常識的な人でした。

K-1という華々しい打ち合いが繰り広げられる舞台がある一方で、
その運営をささえる舞台裏の活動は、ほんと、過酷なのですね。

谷川社長、応援しています。


こうやっていろいろな人と巡り会いながら、
私の日常は過ぎていきます。


人との出会いが、雑誌や単行本の企画になることもあるし、
イベントやその他事業のきっかけになることもあるし、
もちろん単なる飲み友達が増えることになることもあるし、
一期一会で終わる場合もある。

まあ、いろいろあるわけですが、
私が、もっとも気を遣うパターンというのは
「文章を書く」ためにその人にお会いする場合。


それは、なぜか。


たとえば恵まれた取材の場合、
2時間〜3時間、取材対象者をインタビューできます。


ときの人、注目の人、興味を抱いた人と
じっくり話ができる。

それは、素晴らしいことです。


ところが私には、
「たった2時間のインタビューで、
その人の人生をさも知りなんと
記してもいいのか?」
という意識があるのです。

たった2時間話を聞いただけで、
「この人はこうだ」と
記すことの横暴さと恐ろしさ。


私は、この気持ちから逃れられない。


想像してみてください。

知り合って一日目の友達の印象も、
入社したばかりの頃の上司の印象も、
つきあい始めた頃の恋人の印象も、
結婚したばかりの頃のパートナーの印象も
日数、そして年月を重ねるうちに変わっていく。

新たな一面を知って心ときめかせたり、
意外な一面に失望したり……。
そういうことを積み重ねて、
その人の印象をかたち作っていく。


そして、良い面も悪い面も
清濁併せのんで人を愛していく。


深い人間関係というのは
このようなもののはずなのに、
私たちの職業の場合、
初めてあった人に
2時間インタビューして、
極端な場合、その人の人生まで描いてしまう。


何だか凄いことをしているんだな、と思う。


もちろん、そんなことに拘泥していたら
このようなことを生業としている以上、
私は糊口をしのぐことができなくなり、
生きてはいけません。

だからもちろんいただいた仕事、
すべてに喜んで取り組ませていただいています。


ただ、です。


「たった2時間の取材で人の印象を記す」という作業に対する恐怖心、
それだけは大事に抱えていきたいと思います。


多少矛盾するようだけれど、
自分の仕事に対するポジティヴな後ろめたさ、
これがあった方が「質の良い仕事」はできるのかな、という思いがあります。
(たった5分話を聞いて、それで印象を作って、
人をこき下ろす、週刊誌の記者もいますからねえ。。。
それが“当然のこと”と思ってるとしたなら、非常に恐ろしい)

こういう思想が、自分なりの仕事の流儀であり、
忙しい中時間を作ってくれた方への
敬意なのかな、と思うのです。

2007-03-10 22:08:00

PROFILE

福井 盛太

福井 盛太

SPBS CEO/総合PD/ 編集責任者

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