福井 盛太のBlog

仕事の流儀 Part2。

福井さんって、何やってる人ですか?」


このような質問は、過去、数限りなく受けてきました。


で、その都度、


「本や雑誌をつくることです」


と答えてきました。


なぜ、そのように答えてきたのかというと


“固定観念”の椅子に座りたくなかったからです。


「私はスポーツライターです!」


「私はビジネスライターです!」


このようにでも宣言した方が、
よほど仕事は取りやすかっただろうし、
実際、仕事もしやすかったことだろうと思う。


もちろん私は仕事を頼む側でもあるから、
「専門分野のあるライター」という立場を明確化した方が
仕事を頼みやすいという現実があるのは、もの凄く理解できる。
(実際私だったら、“私”には仕事を頼まないと思う)

けど、あえて私は“椅子”に座らなかった。


なぜかというと、
「本や雑誌をつくる」というスタンスを貫いていくには
椅子に座らない方が良いと判断したから。


一度


「スポーツライターです!」


とでも宣言したら、それしか仕事がいただけなくなる。


私はそれが怖かったし、
「居場所がない」という自分のスタンスを守った方が
居心地が良いとも思ったのです。


どこの業界の人間でもないことの心地よさ。


居場所がないからこそ、
あらゆる業界をわたっていける面白さ。
(これが、様々な企画の種にもなる)


今になってみると、
自分のスタンスを守ってきて良かったな、と思います。


執筆分野では、
スポーツモノからマネジメントモノ、
伝統芸能モノからストリートカルチャーモノや
芸能モノなどいろいろ横断できたわけですし、
職業分野的には
「編集」だけでなく、
「書く」お仕事も、
それらに付随する、別のお仕事もいただくことができたわけですから。


ただし、仕事の種類が増えれば増えるほど、
自分の本業である「編集・執筆」は大事にしないといけないな、
とも思います。


誰とは言いませんが、どの業界にもよくいるんですよ。


「周辺の仕事の方がオイシイから」


と、


いつのまにか本業よりも、


ちょいちょいとアドヴァイスやコンサルをして
せっせと稼いでいくようになる人が。


私は、そうなりたくはない。


矛盾するようだけど、
仕事の種類が増えるほど
今度は「自分の立ち位置」を明確化する必要があるのかな、と。


そうしないと、格好悪いと思うんです。


【昨日〜本日の仕事の備忘録】
・5月7日

NYC帰りのSOPH.清永さんのところへ相談事に。


久々に会ったら、かなり体型がスリムになっていて驚きました。


年齢が年齢なので


「病気じゃなきゃいいなぁ」


と、面会した刹那、思ってしまったのですが
杞憂だったみたい。
(ジムで鍛えているそう)


清永さん、本当にいろいろ参考になりました。
ありがとうございました!


・5月8日

リリー・フランキーさんの事務所に
立ち寄って打ち合わせをした後、
そのまま代官山エリアのロケハンに。

代官山物件
ううむ。
なかなか適当な場所がないです……。


で、夜は若木信吾大先生と落ち合って
「鳥小屋」で食事。

若木君
いい感じに酔った三十路のオヤジ風ですが、
彼は酒を飲んでいません(○_○)


いろいろ話し合って
某プロジェクトが成立しました。


若木くん、


とりあえず採算面は横に置いておいて、


一緒に「ロマン」に向かって走りましょう。


きっと、結果は後から付いてくるよ。


あなたのためなら、私は一肌脱ぎます。


………


っていうか、具体的なことを何も書いてないので

読んでる人は何が何だかわからないですね。


失礼しました。

2007-05-08 23:59:00

閑話休題@2007。

結局のところ「黄金週間」は


本を読んだり、


散歩をしたり、


CDを買い込んだり、


編集作業をしてあっという間に過ぎ去りました。


明日からは、もう、仕事的日常が始まりますね。


みなさん頑張りましょう。


えっ、


読んだ本のタイトルですか?


いつものように、いろんなジャンルを乱読したわけですが、


意外にも(失礼!)


こいつが面白かった。

構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌
構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌」。

基本的には「金融再生プログラムの制定と導入」、
「郵政民営化」という二つの改革が成し遂げられるまでのプロセスと、
当事者なりの考え方が述べられています。


結局ビジネスの世界も政治の世界も、
その仕事(=プロジェクト)の命運を決めるのは
「手続き」なんですね。


実際、改革の意欲を持った人や
独創的アイデアを持った人は
たくさんいるのだと思うのです。


ただ、それらの意欲やアイデアを
実現させる「手続き」が難しい。


一般的に「仕事ができる」といわれている人は、
自らの「手続き術」を会得しているか、
自身に変わって「手続き」をしてくれるスタッフを
周囲に抱えているかのどちらかのような気がします。


私たちのような稼業にとって


「アイデア」は非常に大事です。


ただし、それを実現させることの方が、


もっと大事だったりします。


【乱読本番外編】

読んだわけではないけれど、
こいつで「感じる」ことができました。

美しい写真。


やっぱりエディ・スリマンの世界観は好きですね。


Dior hommeを退任したのは残念だけど、
きっと、また何かをはじめてくれることでしょう。

2007-05-06 21:30:00

白い影。

黄金週間の狭間、


みなさん、いかがおすごしでしょうか?


私の方は、相変わらずマイペースに過ごしております。


本日は開店休業状態、


昼間っからお酒をチビチビやっておりまして


酔った勢いで久々にこのDVDを鑑賞しました。

白い影
白い影。その物語のはじまりと命の記憶


これは、何度見ても泣いてしまいます。


もともと竹内結子好きが高じて


見始めたドラマだったのですよ。


しかしいつの間にか、その内容の濃さに引き込まれてしまっていたんですね。


この「特別バージョン」が放映された時期はNYCに居住していた関係で、


番組の存在自体認識していなかったのですが、


偶然こいつを「TSUTAYA]で発見、


鑑賞する僥倖に恵まれた次第です。


内容は、本編よりも断然いい。


ということは、これだけを観ればいいのかというと、


本編を観ておかないと、その感動は薄れてしまうという


やっかいなやつでもあります。


直球なんですけどね。


でも、泣いてしまう。


医者というのは技術職でもありながら、


人間の生命を等しく受け止めなければならないと言う意味では


「職業人を超えた存在」でもある。


私には、とてもその職責が重すぎて


担いきれない立場だと思います。
(法曹界からも逃げたように(^_^;)


とにかく、惚れたはれたの類のドラマに飽きた貴兄には、


オススメです。

2007-05-01 00:10:00

PROFILE

福井 盛太

福井 盛太

SPBS CEO/総合PD/ 編集責任者

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