昨晩、スクーリング・パッド/デザインコミュニケーション学部の
「ブックコンシェルジュコース」にお招きいただいた。
一応、ゲストスピーカーとして。
そこでお話ししたのは
・SPBS設立の経緯
・福井のキャリアパス
・SPBSビジネス
・出版社の未来
だいたい、こんなところです。
とにかく偉そうなことは言えないのだけど、
(まだヨチヨチ歩きの会社ですし)
良質な本を出し続けるためにはそれだけの努力は必要であるということと、
会社を運営していくための明確なヴィジョンも必要だ、
ということくらいは伝えられたかな、と思います。
参加者の皆さんの熱意には、心打たれました。
(SPBSラボでお見かけする方も、ちらほら)
こんな私で良ければいくらでも話をしますので、
SPBSにお越しの際は、気軽に声をかけて下さい。
せっかくですから、
スクーリング・パッドで話した
「出版社の未来」について一部開陳しましょう。
私個人としては、今後生き残るのは
1.従業員10人以下で「プロデューサー型編集者」
(自分のやりたいことを実現するため、
スポンサーさんや志ある支援者を引っ張ってこられるような編集者)
が複数人存在するミニマム出版社。
もしくは
2.出版事業で利益を出さなくてもやっていける、大資本の会社。
のどちらかになるだろうな、と考えています。
逆に言うと版権ビジネスに着手しておらず、
不動産などの資産もない中堅出版社が出版事業のみでやり繰りしていくのは、
大変厳しい時代になるということ。
これは「理屈上」の話ではなく、
実際に出版社を経営してみての実感です。
SPBSは人件費が安い(社員のみなさん、すいません)し、
雑誌や単行本の制作費は大手出版社のそれと比べると、半分〜三分の一です。
だから、何とか運営していけているという面があります。
そういう自分からすると、
編集費、人件費、すべてが割高な出版社(SPBSに比して)は大変なのだろうなぁ、
ということを想像してしまうのです。
これから紙の仕入れ値もぐっと上がります。
出版という一業界に限定された話などではなく、
メディア全体の再編もそう遠くない将来起こりうるのかな、という気がしています。
2008-09-18 14:56:00
