スタジアムの想ひ出。
今回は、ちょっと手を抜いて、SMR VOL.11掲載予定の
「FROM EDITORS」より抜粋m(__)m
……………………………………
▼ 私は愛知県豊橋市で幼少期を過ごしました。自宅から最も近いプロスポーツのスタジアムといえば、名古屋市中川区の「ナゴヤ球場」で、時折、父親に連れられて中日戦を観戦しに行ったものです。/「ナゴヤ球場」の最寄り駅は名鉄電車の「ナゴヤ球場前」。そこから徒歩15分ほどで、「ナゴヤ球場」に到着します。駅の改札を出た瞬間から私の鼻腔を突いてくるお好み焼きや焼きそばの臭い。ダフ屋の「チケット買うよ〜」の声や期待に胸膨らませる野球ファンの叫声が入り交じり、それはそれは、一種独特の雰囲気を醸し出していました。/あれは間違いなく少年・福井盛太の祝祭空間でした。決して立派な建築物ではないし、決してガラの良い人たちが集っていたわけではないけれど、野球場に向かう際の胸の高まりは、いまでも忘れられません。/あれからウン十年。いま、国内の野球場は「ドーム」主流となっています。しかしなぜでしょう、あの時代のようなワクワク感、非日常感がありません。/今号の特集では、「稼ぐスタジアム」の代表例として、千葉マリンスタジアムと阪神甲子園球場を採り上げました。片や新興、片や歴史と伝統。非常に対照的な両スタジアムですが、そこで展開されている経営努力には、目を見張るものがあります。/おそらく両球場に集う野球ファンたちは、かつての福井少年と同じ胸の高鳴りをおぼえていることでしょう。
(福)
