福井 盛太のBlog

雑誌の未来など。

ご存知な方も多いと思いますが、Flipboard

凄いですね、これ。

TwitterやFacebook等からピックアップした情報を、
勝手に雑誌風にレイアウトしてくれる優れものソフトです。



twitterも、こんな風になっちゃう……


大げさに言うと、
Flip Boardを使うと
リアルタイムで情報が更新される「世界で一つの自分だけの雑誌」が、
出来上がるわけです。


Flip Boerdを見たとき、
余程深い情報、特ダネ情報、ニッチ情報を扱うものでもない限り、
「情報」を扱う雑誌(カルチャー誌も含む)の類は、
今後、厳しくなるなーと思いました。


直感で。


ある意味、マスに訴求するパッケージメディアとしての「雑誌」は
その役割を終えつつあるのかもしれませんね。

個人が情報を発信し、
個人が情報を編み、
パッケージを作る時代が訪れたのです。

現在流布する「雑誌」的なものは、
どんどんwebやiPadなど携帯端末で見られるものに
代替されていくでしょう。


で、生き残るのは、次のタイプの雑誌になるのかな、と。


一つは、徹底的にマーケットと向き合った雑誌。
つまり、「旧来の意味での雑誌を捨てた雑誌」とでもいいましょうか。
世間一般でオマケ付き雑誌がうけるなら、
喜んでオマケを付けるような雑誌ですね。
(ダイエットグッズとか、有名ブランドグッズとか)


もう一つは、「考える人」「暮らしの手帖」に代表されるように、
扱う情報が深く、強く、読者に届く雑誌。


たとえば、今回の「考える人」の村上春樹インタビュー。
僕は、あれこそが、
今後、雑誌が生き残るために必要なコンテンツだと思っています。
扱う対象を深掘りする。
人物や対象の、誰も気付かなかった側面を見出し、伝える。

それはつまり、雑誌が限りなく単行本化するということでもあります。
(あんなに長いコンテンツは、
「情報系」雑誌、メディアには向かない)


ただし、問題点もあります。

「雑誌を捨てた雑誌」を目指すなら
売上No.1でなければ意味がないと言うこと。
そして、相当な投資がいるということ。
企業体力がないと、「利益」を出すのは難しいかと思います。


また、「考える人」型を目指す場合にしても、
そもそもその手の雑誌マーケットは小さいという問題がある。
1万部くらいの販売部数でもペイできるような
制作予算を組まないといけないでしょう。


うーむ。

いろいろ考えますね。

僕がどちらを目指しているかって?

それはもちろん後者です。

2010-08-01 16:42:00

PROFILE

福井 盛太

福井 盛太

SPBS CEO/総合PD/ 編集責任者

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