スタッフ鈴木です。
今日は、以前ご紹介した
『十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。』の続編記事(?)です。
前回のデザインワークショップで寄藤文平さんが「いい本だ」と紹介していらしたことで、うわー自分も紹介したい!と思いまして、これを機にその本の紹介を含めて続編として一筆書かせていただきます。
『井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室』
「作文教室」「仲間たち」とあると、一部の人は「なーんだ、小学生のための本か」っておもってしまう方もいるのではないでしょうか。
いやいや、さすがは井上ひさしさん。これ、大人のためのとってもわかりやすい文章講座です。
「文字で人にモノを伝えること」に忠実な、「文章」の書き方本です。
「原稿用紙一枚以内でまとめてかくということ」という縛りを設けたり、添削された文章の例が載っていたり、「改行について」など作文教室らしい部分も各所にあるのですが、文章にまつわるちょっとしたコラムのようなものがとてもおもしろい。
印象に残っているのは、「自己本位」という考え方。
自分がどういう人間なのか。どういう考え方をして、何を好んでいて、何を好まないのか、などなど、
それを自分なりに考えること。
文章をかくには、それが必要だと井上さんはいいます。
結局、文章を発するのは自分。
たとえば自分の好きなものをしっかりと理解していれば、まったく別の嗜好をもったひとに伝えるとき、普通よりももっともっと「どうやったら伝わるだろう?」と考えられると思います。
これをいったら元も子もないですが、人の考えていることなんて本当のところはわかりません。
けれど、自分のことならわかります。
自分を知ることで、自分を基本とし、そこから相手を考えていくこと。いい意味で、文章って本当に難しいんだな、と思う一冊です。
ピンポイントですが、140字でまとめなければならないtwitterで、「10分以上考えてつぶやく」というもはやつぶやきの域を超えた(?)ものを発信しているかたにはぜひ読んでほしいです。
(私もそんなことが多々あるのですが、大概消してしまいます。)
SPBSでは近日中に「文章特集」を組みます。
本について話したりするコミュニティ、「SPBSブックサロン」も受付スタートしましたので、機会があれば「伝わる文章」について皆さんのお話もおききしたいところです。
それでは。
スタッフ鈴木
2010-09-14 19:04:00

