
本当にホントに待ち遠しかった。3月11日、ついにあの店が帰ってきた。渋谷・宇田川町の雑居ビルの地下1階。10年以上にわたり、近隣のレコードショップや原宿のショップスタッフたちの胃袋をそのコシの強い麺で満たし、90年代初頭の渋谷系、裏原ムーブメント、果ては渋谷ビットバレーの創世記を影で支えたレジェンドランチとして語り継がれてきた讃岐うどん「やしま」が富ヶ谷に移転。事務所から走って30秒。神様がくれたこの奇跡に感謝しながら、いてもたってもいられず、その新しい扉を目指した。
外で待つこと10分。ちょっとじらされる感じも、今日に限っては心地いい。定番の相席。後輩と横並びで席に座る。メニューを見るまでもない。注文はもう決まっている。
「いかホット、ぬるめのカットで、げそプラス」。
「あ〜い」
ほどなくして訪れる恍惚感とノスタルジー。“呪文を制する者がうどんを制する”。誰が言ったか知らないが、それがこの店の暗黙のルール。だから、初心者は常連の注文に耳をそば立て、せっせと呪文を覚える必要がある(ちょっと大袈裟だけど…)。やがて自分だけの必勝パターンを見つけたなら、それはもう立派なフォロワーだ。
久しぶりの対面。麺をすする。一気にすする。うまい、ただひたすら旨い。「明日は生じょうゆ、にしようかな……」。後輩の食べているうどんを見て、浮気心が頭をよぎる。帰りにレジに置いてあったステッカーを大量にもらう。事務所に戻り、さっそく感謝のキモチを込めて、Mac BooKにステッカーを貼った。
讃岐うどん めんきやしま 渋谷区富ヶ谷1-45-13
http://www.menki-yashima.co.jp/
2008-03-13 16:12:00
