柴田 隆寛のBlog

京都の思い出は、ちょっぷり豚骨しょうゆ味(2)豆餅編



売り切れ御免! ふたばの豆餅¥160也


「おおきに、どうも〜」。おかみさんの声に見送られながら、店を出た。時計の針は、まだ午後1時を過ぎたばかり。3時からの打ち合わせには、まだだいぶ時間あったので、「そうだ! 手土産を買っていこう」と思い立ち、京都が誇るおまん屋さんの殿堂「出町ふたば」に向かうことにする。


京都の人に京土産を渡すのは、何となく気が引けたけれど、そこは個人的に日本最高峰と信じて疑わない、ふたばの豆餅。アンチ・こしあん派の自分をも魅了する、塩気のきいた豆とサラッとしたこしあん、そしてそれらをやさしく包む込む文字通りモチモチの餅! きっと喜んでくれるに違いないと恩着せがましく自己完結。もちろん、その他にもちゃんとした理由がある。


賞味期限は当日限り。もちろん、翌日もそれなりにおいしいのだけれど、あのモチモチとした食感はもう二度と戻らない。刻一刻と餅が固くなっていくため、本当はレジでお金を払った瞬間に、その場でパクつくのがきっと正しいんだろう。だから、当然お取り寄せ不可。東京人だろうが、京都人だろうが、わざわざ買いにくるしか道はない。


汗だくで店に辿りつくと相変わらず盛況で、目の前で豆餅が2個、3個と飛ぶように売れていく。半年ほど前に来た時と、何ひとつ変わらぬ光景。きっとそれは、創業以来変わらぬ風景。「また来れて、良かった」。だからこそ、そう思えるのかもしれない。




[info]
出町ふたば
京都府京都市上京区出町通今出川上ル青竜町
8:30~17:30 火曜・第4水曜

2008-08-26 14:00:00

PROFILE

takahiro_shibata

柴田 隆寛

編集者/EATer所属。雑誌を主戦場に、書籍やリトルプレス、webの編集を横断的に行う。 主な仕事に『HUGE』、ロバート・ハリス著『人生の100のリスト』(ともに講談社)、『リサ・ラーソン作品集』(ピエブックス)、『KAT-TUN LIVE DOCUMENT PHOTOBOOK』 (角川グループパブリッシング)、「BEAMS」カタログ、「MOTTAINAI」キャンペーンコンセプトブックなどがある。 また、webサイト「夢の病院をつくろうPROJECT」のメンバーとしても活動中。
EATer:http://www.eater.jp/ 

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