柴田 隆寛のBlog

京都の思い出は、ちょっぷり豚骨しょうゆ味。(3)珈琲編



「KAFE 工船」は、最近のコーヒー・ベストバウト!


豆餅を買って、真っ直ぐ打ち合わせ場所へ向かおうと思ったけれど、先日シブヤの「オオヤコーヒ焙煎所」の出張屋台でコーヒーを入れてくれた女の子が、近所でカフェをやっていることをふと思い出して、「あと20分ぐらいは大丈夫」とひとりごちて、河原町通りを今出川方面と下ルことにする。


「分かりづらい場所だから」と聞いていたので、探索するのをそそくさと諦めて、お店に電話をすると、彼女はちゃんとシブヤで会った時のことを覚えていてくれて、その親切なナビのおかげで、意外にもすんなりと辿り着くことができた。小さなギャラリーが同居する昭和の匂い漂うレトロなビルの2階。「KAFE 工船」という名前だからといって、「蟹工船」よろしくプロレタリアで、ハードコアな空間が広がっているはずもなく、窓辺から優しい自然光が心地良く差し込んでいて、入り口に置いてある味の出た焙煎機に思わずワクワク。





自分は「いかにも」というカフェを心の底から嫌悪する人間なので、おしつけがましくないこの淡々とした質素な感じが最高。挨拶もそこそこに、早速カウンターに座って、深入りのブラジルでアイスコーヒーを入れてもらうことにした。コーヒーを待つ間、彼女と居酒屋の話で盛り上がる。川端二条にある「赤垣屋」に一度行ってみたいと話をすると、賀茂川から夕陽が差し込む早めの時間が最高だと教えてくれた。今回は、時間がなくて残念ながら行けなかったけれど、また京都に来る楽しみがひとつ増えた。





話をしている間も彼女は手を止めることなく、丁寧かつ慎重にネルにお湯を差し、コーヒーを入れてくれている。ちょっと儀式めいていて、待っている時間も悪くない。辻和美さんのガラスのコップ入れて供されたアイスコーヒーは、やっぱりシブヤで飲んだときと同様、圧倒的においしくて、思わずさっき買ったお土産をなかったことにして、豆餅を食べながらガブガブ飲みたい衝動に駆られるも、さすがにちょっとセーブ警察。次回は豆餅とコーヒーのコラボで決定。もうひとつ京都に来る楽しみが増えた。


[info]
KAFE 工船
京都府京都市上京区河原町通今出川下梶井町448
清和テナントハウス2階G号室
tel/075-211-5398
水〜日/12:00〜20:00 月・火休

2008-08-27 18:45:00

PROFILE

takahiro_shibata

柴田 隆寛

編集者/EATer所属。雑誌を主戦場に、書籍やリトルプレス、webの編集を横断的に行う。 主な仕事に『HUGE』、ロバート・ハリス著『人生の100のリスト』(ともに講談社)、『リサ・ラーソン作品集』(ピエブックス)、『KAT-TUN LIVE DOCUMENT PHOTOBOOK』 (角川グループパブリッシング)、「BEAMS」カタログ、「MOTTAINAI」キャンペーンコンセプトブックなどがある。 また、webサイト「夢の病院をつくろうPROJECT」のメンバーとしても活動中。
EATer:http://www.eater.jp/ 

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