柴田 隆寛のBlog

エクス・リブリス、ピンチョン、そしてビート・オン・ザ・ロード



エクス・リブリスのフリーペーパー。
コレも集めちゃいそう。


唐突ですが、昔から白水社の本が大好きです。
10代の頃の思い出といえば、やっぱりUブックス。
版型も新書サイズだから、
バイオtypePよろしく友達のゴローズの財布を
横目に見ながら、ケツポケットにイン。
本のカタチにデニムのアタリが出るのを良し、
なんて思ってました。

中学生の頃にサリンジャーの『ライ麦畑〜』から
Uブックスデビューを果たし、
チェーホフ〜カフカを経由して、
マヌエル・プイグやアントニオ・タブッキと邂逅。
ジェイムズ・ボールドウィンやカート・ヴォネガット、
ポール・オースターやスティーブン・ミルハウザーなど
アメリカ人作家にハマるきっかけを作ってくれたのも、
白水Uブックスでした。

そんな白水社から《エクス・リブリス》という
世界の文学を紹介するレーベルがスタートしたらしいです。
「蔵書票;〜の蔵書から」を意味するレーベル名どおり、
欧米はもとより、ラテンアメリカ、ロシア、東欧、アジア、
オセアニア、アフリカなど、独創的な世界の文学をセレクト!
コレは、期待せずにはいられません。

第一弾は、旧西ドイツ生まれのアメリカ人作家で、
ジミヘンのギターに影響を受けて、文章を書き始めたという
デニス・ジョンソンの『ジーザス・サン』。
ルー・リードの「ヘロイン」の歌詞から採ったという
タイトルもちょっと扇動的でグッときます。
残念ながらまだ読めてませんが。。



コレは文庫版。今、読んでも面白いですよ。



しかも、訳者はリスペクトする柴田元幸大先生とのこと! 
その昔、『佐藤くんと柴田くん』を読んで、
「オレも、オザケンのゼミの先生に習いたかった〜」と、
入れる可能性はゼロなのに、東大を受験しなかったことを
本気で後悔した覚えがあります(苦笑)



20世紀の問題作。パラノイア文学の最高峰!!
図書館で日本語版探して見てください。


そういえば、オザケンの影響でトマス・ピンチョン
『重力の虹』に挑戦するも、途中で挫折したりして。。
あの頃は、ピンチョン(名前もカッコいい)読めるヤツが、
本気でカッコいい人だと思ってました(笑)

で、話は逸れますが、本日夕方から原宿のTHC
そして夜はSPBSで、HUGEフェアの仕込みをします。
僭越ながら、自分の卒論のテーマ(禅とビートジェネレーション)
でもあったアメリカ文学を中心に並べられればと。
ビート・オン・ザ・ロード(ロバート・ハリス先生)って
感じデス。

現場で見かけたら、ぜひお気軽にお声がけください!!



















2009-03-31 16:09:00

ストックホルムからのウレシイ便り





スウェーデンの新聞で紹介されるなんて!!!
日本で異常な盛り上がりっていう内容みたいです。




このブログで再三紹介させて頂いている
『リサ・ラーソン作品集』とイベントですが、
実は、自分と写真家の木寺さんには、
密かな野望がありまりました。

それは、本国スウェーデンでも逆輸入的に
リサ・ラーソンに対する再評価が進んで、
自国が生んだスターデザイナーをリスペクトする
きっかけが作れれば、ということでした。



ストックホルムでのレセプション風景。左がリサ。
中央は、イベントを仕切ってくれた朋友いっこさん。



座右の銘として“妄想はクリエイティブ”という言葉を
掲げているのですが、遂にそんな妄想が叶ったというか、
先週末から、ストックホルムのアートギャラリー
「Uglycute」でも、リサ・ラーソン展がスタートしました。

しかも、現地の新聞が日本での盛り上がりを知って、
トップ記事で紹介してくれたり、なんと現地のTV局
TV4-GRUPPENの"Efter Tio"という番組への出演も決定!!
かなり、ウレシイです、ほんとに(泣)

次なる妄想は、5 月からスウェーデンで始まる
リサの個展を日本に巡回させ、本人を招待すること。
ただいま、スポンサーを絶賛募集中(笑)
われこそはという男気ある企業の方、ぜひご連絡ください!!





2009-03-30 18:21:00

HUGE BOOK FAIR!



どこの誰が言い出したのか、よく知りませんが、
『HUGE』がなくなるという噂が飛びかったみたいで、
ものすごく、イヤな気分になりました。

よくあるんですよね、この手の噂話。
今の出版業界の現状を鑑みれば、
雑誌がバタバタと潰れてもおかしなくない状況だから、
そういう噂が流れたりするんだろうけど、
残念ながら、そんな予定はありません。

っていうか、そんな噂流したり、景気のせいにして
塞ぎ込んで、ヘタレてるんだったら、
(ホント、景気のせいとかにする人、多過ぎ!!)
一冊でも多くの人に、雑誌を知ってもらって、
手に取ってもらえるようにした方が、
建設的だし、ポジティブだと思うので、
ウチらはローカルにできることからやろうと思ってます。

そのひとつが、編集主導のブックフェア。
3月24日に発売された『HUGE』NO.56の
特集“OUTSiderSTORY”(不良特集)で紹介&関連した
写真集や単行本をセレクトしたブックフェアを
都内5ショップで、同時多発的に展開します。

もちろん、コンテンツはショップに合わせてカスタマイズ。
そのお店の得意とするフィールドを活用させてもらいながら、
ショップとともに盛り上がっていければと思っています。



photo by/Shingo Wakagi 
師匠ご協力ありがとうございます!

■開催ショップ
4月1日(水)〜4月19日(日)
@SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(渋谷)
theme:不良の系譜、アウトサイダー文学の世界

ロストジェネレーション〜ビートジェネレーション、そして60年代のヒッピームーブメントまで。今回の特集のルーツとなったアウトサイダー文学をセレクト。写真家、若木信吾の撮り下ろしによるチャールズ・ブコウスキーの墓の写真も展示します。
渋谷区神山町17-3 TEL_03-5465-0577 www.shibuyabooks.net/

4月1日(水)〜4月24日(金)
@TOKYO HIPSTARS CLUB(原宿)
theme:The fashion is born from culture

3月28日よりスタートする伝説の写真家、金坂健ニの写真展と連動。最新号のほか、バックナンバーや貴重なヴィンテージポスター、ビートジェネレーションを生んだ書店「シティライツブックス」のアイテム、金坂健ニの限定100部のZINEも販売。また、ノベルティとして、オリジナルブックピンもプレゼント。写真家、若木信吾の撮り下ろしによるカート・コバーンの墓の写真も展示します。
渋谷区神宮前6-16-23 T.H.C.ビル 1F&2F
TEL_03-5778-2081 www.tokyohipstersclub.com/   

4月1日〜
TOWER BOOKS(渋谷)
内容決定次第、アップします!!
渋谷区神南1-22-14 タワーレコード渋谷店7F 
TEL_03-3496-3661 www.towerrecords.co.jp

■下記の2ショップは、絶賛開催中!!



写真はブックファーストルミネ新宿2店の展示風景。
レアなペティボンのフライヤーも必見!!

青山ブックセンター本店(青山)
渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山ガーデンフロア(B2F)
TEL _5484-5511 www.aoyamabc.co.jp

ブックファーストルミネ新宿2店(新宿)
新宿区新宿3-38-2 ルミネ新宿ルミネ2 5F 
TEL_03-5339-8451 www.book1st.net





2009-03-26 12:41:00

PROFILE

takahiro_shibata

柴田 隆寛

編集者/EATer所属。雑誌を主戦場に、書籍やリトルプレス、webの編集を横断的に行う。 主な仕事に『HUGE』、ロバート・ハリス著『人生の100のリスト』(ともに講談社)、『リサ・ラーソン作品集』(ピエブックス)、『KAT-TUN LIVE DOCUMENT PHOTOBOOK』 (角川グループパブリッシング)、「BEAMS」カタログ、「MOTTAINAI」キャンペーンコンセプトブックなどがある。 また、webサイト「夢の病院をつくろうPROJECT」のメンバーとしても活動中。
EATer:http://www.eater.jp/ 

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