食糧危機特にアフリカ地域の主食であるトウモロコシが、バイオエタノール精製の原料となり、取引が活性化したことで、価格が高騰し、トウモロコシ農家にはバブルが訪れて、アフリカでは食糧危機が訪れています。
主なバイオエタノール生産国は米国、ブラジルで世界の7割を生産している(2005年)
→http://blogs.yahoo.co.jp/aqua01242000/19164251.html
そうですが、特に米国では国策で取り組んでいます。
カーボンニュートラルという考えで、元々空気中に存在する二酸化炭素を植物に取り込んで消費すれば、空気中の二酸化炭素は増えないという考え方です。
このカーボンニュートラルには賛成なのですが、米国の取り組み姿勢には、少々疑問が残ります。
というのも、米国政府は大規模な利用奨励金の予算を割くことで、化石燃料と比較しても競争力のある価格で消費者に提供しているのですが、政府の補助金があるおかげで、
まだまだ生産に割高なはずのバイオエタノールが中心に消費されるような構造になっています。ただし、バイオエタノールの生成過程に必要なエネルギーはバイオエタノールよりも安価な化石燃料(軽油、灯油)が使用されているようで、バイオエタノールを生成過程ではカーボンニュートラルでないので、結局この取り組みも二酸化炭素の量を増やす結果になってるわけです。
最近の原油高も実はバイオエタノールに米国政府が補助金を出さない水準まで高騰させるつもりなのかもしれませんね?(<問題はサブプライムローン等の破綻が原因と言われていますが。)
実際全ての産業がバイオエタノールで賄えるバランスができれば、理想的だとも思いますけど。現状は結果的にアフリカで食糧危機を招いてしまっているわけです。
サミットがあるようですけど、先進国首脳が集まって、ほんとに実のある話し合い、特に環境問題については具体的な話が進めばいいなあとは思いますが、日本の福田首相は形式的な話をしそうだし、何か大きな前進とかってなさそうな雰囲気があるのが、さびしいですね。
少なくとも世界の二酸化炭素の30%を2億人で排出する米国は、ちゃんとした見解を述べてもらいたいし、今後日本も米国中心の考え方を変えていく時期なんじゃないかな?と思います。
2008-07-06 07:03:30
